その日はあいにくの雨で、
フラワーシャワーやブーケトスなど屋外で行われる予定だった
セレモニーも室内。晴れていれば海を背景に入場する予定だった
テラスからの披露宴の入場も、目の前が海だからこその
強風によりテラスに雨が吹き込んでしまう為、
室内の扉からの入場になってしまいました。
それでもお二人は素敵な笑顔で入場し、ご新郎からの
ウェルカムスピーチ。
「今日はお足元の悪い中、お越しいただき、ありがとうございます。
ご来場いただきました方の中にも良くご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
僕は自他共に認める雨男です。それでも、今日だけは!せめて妻の分を含めて
曇りでとどめていて欲しい!!と、ずっと願っておりました。が、
その願いむなしく、朝から降る雨をみて落ち込んでいた僕に妻が
とても素敵な事を教えてくれました。
『これから二人が流すはずの涙を、
神様が代わりに流してくれる涙が雨になるんだって。
だから、雨の日に結婚した二人は幸せになれるって言い伝えがあるのよ。』
僕はその話を聞いて、雨男の僕のためにその言い伝えを調べてくれていた、
こんなに素敵な女性が僕の妻になってくれた事がとても嬉しいですし、
誇りに思います。」
自分が雨男であるとご自分を責めてしまうご新郎のために、
素敵な言い伝えをお調べになっていた思いやりあふれるご新婦と、
そんなご新婦の素敵な思いやりに気づく優しいご新郎の
幸せな未来が幾久しく続きますように。
会場内が幸せな気持ちで包まれた、素敵なひとときでした。。
千葉事業所 K・A